脂質異常症　治療

脂質異常症と診断された場合、まずあなたができる治療法は食生活を改善することです。

食生活の改善といっても何をすればいいのかわからないという人もいると思います。

まずは、脂質異常症と診断されたとき、コレステロールと中性脂肪どちらの値が異常であるのかを把握しておきましょう。

同じ脂質異常症でも、どちらが原因であるのかによって食生活の改善方法が異なってくるからです。

まず、コレステロールの多い人は生クリームやアイスクリーム、また脂肪の多いお肉などの摂取を控えるようにしましょう。

上記の製品には動物性脂肪が含まれており、動物性脂肪がコレステロールを増やす原因になってしまうからです。

さらに、コレステロールが多く含まれている製品の摂取も控えるようにしてください。

代表的な食べ物が卵です。

卵を食べる場合は、１日１個を限度としてそれ以上の摂取は極力控えるようにしましょう。

次に中性脂肪が多いと診断された人は、砂糖の摂取を控えるようにしましょう。

調味料として使用されている砂糖ですが、果物や糖質の含まれている製品の摂取も控えることをおすすめします。

食生活の改善は即効性が期待できるというわけではありませんが、続けることによって目に見えて数値に変化が表れます。

また、脂質異常症は生活習慣病の一つとも言われています。

ビタミンやミネラル、食物繊維など体が必要としているものを積極的に摂取するようにしましょう。

そしてバランスのとれた食生活を心がけ、脂っこい食べ物ばかり食べたり即席麺に頼ったりせず、自炊を心がけましょう。

また、規則正しい生活を心がけ体内バランスを正常に保つことも脂質異常症の予防、改善に効果があります。

脳梗塞や脳卒中を引き起こす要因ともなってしまう脂質異常症ですから、予防や対策をしておくことは絶対です。

もし脂質異常症と診断された場合には医師の治療を受けながら自分でもできる改善方法を見出し、実行していくことが大切です。

自分の体のことは自分にしかわからないのですから、ちょっとした変化にも気づけるよう気遣うことも大切なのです。

自覚症状のない脂質異常症ですから、予防策としては定期的に健康診断を受けることが一番だと思います。

そして日ごろから食生活や運動、生活リズムに気を付けて健康的な生活を続けることが脂質異常症を防ぐ方法ではないでしょうか。

あなたの気づいていないところで脂質異常症が進行していることもあるということを頭に入れておきましょう。